CEO INTERVIEW

社長インタビュー

社長インタビュー

社長インタビュー

学び、育て、広げていく。
止まることを知らない、
“次の漫画”への挑戦。

THEME2

よい漫画づくりのために、編集者が知っておくべきこと。
「主人公が散々戦った上に取り戻したのは、ただの日常」

編集者の技術というのは、具体的にはどういったものなのでしょうか。
堀江:たとえば、人間の持つ幸福感や感動は、とても他愛のないことから生まれてくるものです。幸せとは、ストレスのない状態のこと。そこに、ちょっと楽しみなことがあったりすると、それですごく幸せなんです。仕事もほどほど上手くいっていて、特に食うにも困らず、休みの日にリビングでゴロゴロして「晩ごはん、何を食べようかな」なんて考えている…その状態こそが人間の幸せMAXなんです。
そんな些細なことと、大きな夢が叶った時と、さほど変わらないということですね。
堀江:漫画の作品の中で幸せばかりを表現するのではなく、そこにストレスとなる環境を与えることで、ドラマになっていきます。ヒーローものの作品において、主人公が散々戦かった上に取り戻したものって、ただの日常生活であることが多いですよね?
社長インタビュー2
なるほど。
堀江:幸せな情景をたくさん描くことよりも、苦しみを強く描くことでストレスをかけていって、その中で小さな希望が見えた時にこそ、幸せを感じられます。それが漫画の引きになったり、ドラマの波になったりしていきます。そういったカラクリを編集者が知っている必要があると思います。
そういった知識があるかないかで、ストーリーづくりや、作家さんへのアドバイスの内容が大きく変わってきますね。
堀江:また、人間には6つの感情表現があります。喜び、怒り、悲しみ、驚き、嫌悪、不安ですね。漫画ではその感情を思いっきりデフォルメして描いていますが、この6つの感情に関しては万国共通で理解できることも分かってきました。なぜなら、言葉がない時代に、人間は顔色や表情を見てコミュニケーションをしていたそうです。本能的に感情が分かるから、漫画のキャラクターの顔は、言葉なしでも伝えることができるんだと思います。そういった仕組みなども、編集者は知っておいた方がいいかもしれませんね。