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コアミックスが講師派遣や授業に協力している熊本県立高森高等学校マンガ学科で、 12月12日(火)、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授が特別授業を行いました。
脳言語科学や脳計測科学を専門とする酒井教授は、コアミックスと共同で、漫画がもたらす「おもしろい・感動したと感じる脳の状態」について研究を行っています。その酒井教授による、「芸術を創る脳 人間はなぜ創造的なのか」と題した前後編の授業です。
前編は、芸術作品を見て「創作とは何か」を考える授業。写実的な風景画やその模写を学びながら、「創造は徹底的な模倣からはじまる」とし、模倣から得られる「ものの型やルール」を自分なりに広げていくことが、脳にとっての創造であると酒井教授は語りました。
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後編は、漫画の形態(見開き漫画とスマートフォンでの縦読み漫画)による脳の活動野の違いを見ていく授業です。研究で明らかになったのは、見開き漫画のほうが視覚野や小脳のはたらきが大きく、理解や共感を司る部分のはたらきが活発になること。さらに、漫画を読むことで脳の活性化が期待されること、言語力のトレーニングとなることなど、エンターテインメントの枠を超えた役割を漫画が担う社会が近づいていることが語られました。
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